こんないい話
私の好きな作家のひとりに川北義則さんがいます。
その川北さんの本からのご紹介です。
どんな人でも、生活をしていく上で、悩みが降りかかってきます。
そんな時、途方にくれて、「どうしよう」「もう駄目だ」と思ったことがある方も多いと思います。(私もそういう経験をしてきました)そんな時、実際にはピンチを切り抜けた人より負けてしまった人の方がはるかに多いのではないかと思います。
そんな人は、自分の今までに生きてきた経験を通しても、今回のピンチはとても乗り切れないと思ってしまいます。
川北氏はそれに対する対処策は「切り抜けられる」と思うことだと述べています。
いかなるピンチも必ず切り抜けられるというのはなぜか!
それはどんな事柄もどの人にも分相応にやってくるからなのです。
ある人が直面する問題は、その人にふさわしいことなのです。
数百万円で苦労している人に数億円のピンチは訪れません。
ということは、その人に解決できることなのだといいます。
こうも言えます。結婚すれば離婚問題に遭遇する可能性が出てきます。しかし、結婚していない人間には、そういう悩みは訪れようがない。
会社を経営すれば資金繰りの悩みを抱えるが、ヒラ社員には関係がない。
自分で抱えきれない問題などやってこないのです。
しかしながら、大抵の人はそうは思いません。すぐに「これはダメだ」と思ってしまうのです。
それではいい知恵も乗り切る勇気も生まれてきません。
モンテニューの言葉に、「人間はその身にふりかかる出来事よりも、それをどう考えるかによって傷つくことが多い」というのがあります。
ピンチもその中身よりどう考えるかで決まります。
こんな問題が起きたと思い悩む前に、これでよくなるんだと勇気を持って立ち向かうことです。
ピンチはチャンスの前兆なのです。
今までの生活の中で、これはもう大変だ!どうしようと青くなった経験は誰しも持ったことがあるでしょう。
でも、今、そんな事を思い出すこともない。何らかの方法で解決してしまってきてきています。
すごい悩みと思われたことでも、結局は自分に降りかかった問題は自分で解決できるということです。
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